高齢者の親

迷子(?)が起こしたキセキ

ようこそ😊お茶の間ナタリーへ^^

今日はどんな一日でしたか?^^

ナタリー 昨日は仙台住みの旧友と再会しまして

久しぶりにゆっくり食事を一緒にしました。

お互いつもり積もった

高齢母との付き合いの日々の格闘ぶりを

時間を忘れてあーだこーだとしみじみ語り合い

お互いの奮闘ぶりに「それ、あるあるやな」とねぎらいあった。

その中から、今回一番ぶっ飛んだ

私の友達の母「あっこちゃん、まだ80歳」の実例をお話しようと思います。

今日もナタリーのお茶の間でまったりしながら、

へぇぇぇぇ、ふーーーーーん、ほんまかいなぁ

などツッコミを入れつつお楽しみくだされば幸いです^^

らくらくホンの使用頻度

私の友達は関西から仙台へ嫁いだので

実家の母「あっこちゃん」との連絡はもっぱら「ケータイ電話」である。

遠方に住む親子はみなさんそうであろう。近所でもまぁ大体はそうだよね。

親が80超えてくると、娘には日に何度も電話をかけてくるそうで@@

我が家は同居しているのと、今はLINEを使えるようになったので

よほどのことが無い限り、電話はかかってこない。

よほどの事、、、、、

一度「ケータイの調子が悪いからケータイ使えないよ!!掛けてきてもつながらないからね」

という電話を私の職場に掛けてきたことがある@@

なぜそんな内容の電話を掛けてきたのか帰宅してから聞いたら

「仕事終わりに電話してくるときあるけど

今日は出れないよっていうお知らせしたんやん」

と言われてしまった。。。。。

うん(-_-メ) そーいうの しなくていいから。。。。

話を戻して

「あっこちゃん」が使っているケータイは「らくらくホン」というヤツで

何がラクなのかは、使う人によって違うのだろうが

ナタリー母も80歳まではこちらを使っていた。

パカパカ折り畳み式でケータイ画面の下にある①②③の番号に

よく電話をかける相手先の番号を登録しておくことで

電話帳を開いたりしなくても一発で掛けれるというシステムである。

我が家も友達んちも当然のように①は「娘」の番号が登録されていて

あっこちゃんもナタリー母も、なんなら「①」しか使わない

②や③は息子や嫁など登録してはいるものの

使用頻度を%で表すならば

①99.5%

②+③併せて0.5くらいの頻度と言ったところであった。

簡単じゃ無くなった らくらくホン

ところがある日を境に

①が押せなくなってしまったのだ。

酷使している結果が招いた障害といえよう。

他のボタンは何事もなく押せるのに

①だけ異常に「コツ」を掴んで「押す」事が必要になってしまったのだが

高齢者になんどその「コツ」を伝授しても

忘れてしまうのだ。

②や③に変更することも訴えたが

頑として①を希望したらしい(-_-メ)

そういう時の昭和10年代の母親というのは物凄く頑固である。

0.5%しか使用頻度のない②や③を全て娘番号にしたとて

なんの不都合もありゃあしないというのに

どーしてそれがイヤなのかは理解に苦しむ。。。

悪いことは重なり、病気になってしまい入院して

退院したら、もうケータイの使い方がわからないというではないか@@

「もう、あんたに電話もできひんわぁ」とさめざめと言うので

ホワイトボードに「娘の電話番号」をでかでかとマジックで書いて

「この番号を押したらかかるから!!」

と言って、ここ数か月は「手で押してかける」事を覚え、毎日

ホットラインを繋げていたらしい。

ケータイ不携帯は高齢者あるある?

そんな「あっこちゃん」

この度、仙台の娘の家に3泊4日で滞在していた時の話

仙台はニガテの飛行機に乗らないと行けないとあって

あっこちゃんは過去に1度行ったことがあるだけだったのだ。

なので病気が治ったらもう一度どうしても行きたい!!と切望しての

娘宅滞在であった。

「ちょっと散歩行ってくるわな」と言って毎日、日課のように出かけて行っては

ちゃんと帰宅していたらしい。

「ちょっと散歩」は10分程度の家の付近を歩くだけで

特になんの問題もなかったらしい。

ナタリーもお邪魔したことあるが、新興住宅地の中で

同じような家が立ち並んでいるので、迷いやすいのに

あっこちゃん、よく戻ってこれるなぁと感心しながら話を聞いていたら

3日目の散歩は予想外の展開をみたのだ@@

いつものように

「ちょっと散歩行ってくるわな」の「ちょっと」が経っても

あっこちゃんが帰ってこない@@

焦って、家の近所をぐるぐる回って探してみるがそれらしき人物がいない。

あっこちゃんはその日も何も手に持たずに家を出ていた。

もちろん、らくらくホンも家に置いたまま。

娘はこりゃヤバいかも@@と変な焦りと

どうして一人で出かけさせてしまったのかを悔いたが

ひとまず自分のスマホを取りに戻って、いなくなった事実を

まず、どこへ連絡すべきか

ケイサツか、交番か、実家か??どこ??

てか

あっこちゃんどこ????????

キセキはどのように起こるか

生きた心地がしなかったらしい。

そこへ知らない番号からスマホへ着信があって

誰だろう。。。。

と思ってでたら

「〇〇さんのケータイですか?」と

「はいそうです」

「あっこちゃんという方がこの番号にかけて欲しいという事でかけてます」

「え””」

「あのぉ、迎えに来て欲しいそうです」

「行きます!!すぐ行きます!!どこですか??」

と聞いたら

思ってもみなかった場所まで行っていたようだ。

親切な人に感謝しつつその場所へ向かうと

あっこちゃんがひとりで待っていたという。

電話をくれた人は??と聞くと

「ここに迎えが来るまでじっとしててくださいね、言うてもう行ってしまったで」

「お礼も言えなかったな」というと

「ちゃーんと私がお礼言うておきましたよ」と

どこか誇らしげに見える態度で娘を見たという。。。

そして落ち着いたところで

「私のケータイ番号、なんでわかったん??」

と聞くと

「ちゃーんと、覚えてるんやで。あんたの番号だけは覚えてますがな」

と言った@@

最近、ケータイも使えなくなってらくらくホンの①が

押せなくなった事で

「毎日同じ番号を押す」事になり

「軽い認知症か?」疑いのあったあっこちゃんの脳をいい感じに刺激して

暗記していたというのだ@@

すごいキセキである。

あっこちゃんはまだ80歳だ。

自分の名前も住所も言えるし、認知症でもない。

だが、旅先で知らない土地で「迷子」になった時に

パニックにもならずに「人に声をかけて助けを求める事」ができた

そして、緊急連絡先であるホットラインの電話番号を

すらすらと言えた@@ 誰も想像できなかった事が起きた

コレってキセキって言うんだよね??

壊れたケータイが脳トレになるなんて

誰も思ってもみなかったよね@@

今日もお読みくださりありがとうございました

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